ラズベリー・パイ(Raspberry Pi)3とApple PiのIoT実験(トランジスタ技術2016年8月号)
2016/9/7
トランジスタ技術2014年7月号に、「700MHz炸裂!ラズベリー・パイ初体験」の特集がありました。この記事に、「CQラズベリー・パイ初体験セット(ボード+ケース+解説書2冊)」の販売案内がありましたので購入しました。ボードはRaspberry Pi 1 TypeB、ケースはトランジスタ技術オリジナル、レーザーカット加工されていて綺麗です。その時に組み立てたケースです。 これで色々と遊んでいましたが、そのうち、Raspberry Pi 2が出て速くなったという記事を読んだのですが、いつ買おうかな?と思っている間に、Raspberry Pi 3が出ました。
そうこうしている間に、トランジスタ技術2016年8月号に、IoT実験コンピュータ製作用プリント基板[ラブベリー・パイ用]に接続する、Apple Piというプリント基板が付録に付きました。
夏休みスペシャル特集、「付録×ホビー・スパコンで科学の実験」という特集記事を開けたところです。
おぉ~、1608チップ抵抗のはんだ付け!、ハイレゾ音楽が聴けるぞ!
このタイミングで、Raspberry Pi 3、Apple Piの電子部品、5V4Aの電源、変換ケーブルを共立エレショップで買いました。
Raspberry Pi 3は、日本版と海外版のふたつがあり、海外版の方が少し安くちょっと悩みましたが、日本版の方を買いました。
無線LAN、Bluetoothが付いて、よくこのサイズに収めましたね。数年前は、mbed (LPC1768評価キット) の手軽さを経験し、時々、使っていましたが、だんだんと値段が高くなってきたので最近は躊躇(ちゅうちょ)しますね。
Apple Piの袋を開けました。各部品は、ロケーションごとに、ひとつずつ袋に入っていて実装間違いをしないように配慮されています。こういう気配りが嬉しいですね。袋詰め作業も大変だと思います。
温度湿度気圧センサ、赤外線受光モジュール、D-AコンバータMM-5102、LCD表示器、スペーサ類が入っています。
こちらは、LED、スイッチ、3.3Vレギュレータ、I2Cリピータ、トランジスタが入っています。
1Wの酸化金属皮膜抵抗、1608サイズチップ抵抗、コンデンサが入っています。
付録のプリント基板です。角は丸くなっています。
まずは、背の低いチップ抵抗、コンデンサから、はんだ付けしていきます。鉛フリーはんだ付けに挑戦しようかな?と思いましたが、動かなくなったら嫌なので、いつもの共晶はんだにしました。
LCD表示器は、傾かないように実装します。ピン間が狭いので、はんだショートしないように気をつけないといけません。実装しながら気づいたのですが、スイッチの色は 1番から茶、赤、橙、黄、緑、青と抵抗のカラーコードになっています。U5のI2Cリピータの上に、U2の温度湿度気圧センサを取り付けるので取り付ける前に、I2Cリピータのはんだ付けをよく確認しておきます。実験しているときに動かなくなったら、温度湿度気圧センサを外さないといけませんからね。
最後に温度湿度気圧センサ、40ピンソケットを取り付けます。はんだ面からステレオ・ジャックを挿入して、はんだ付けして完成です。I2C、UART、DACの外部コネクタのパターンがあるので何かに使えそうです。
Raspberry Pi 3とコネクタを接続し、プラスチックスペーサ、プラスチックネジで取り付けます。
完成しました。ケースをどうしようかな?
Raspberry Pi 1 TypeB が出た時は、Raspberry Pi 用に移植された、Raspbian Linuxをインストールして、MS-DOS時代のように、コマンドラインでセットアップして、定番のLチカを楽しんでいました。あれから時間も経ち、すっかり忘れてしまったので時間を作ってトランジスタ技術を読みながら勉強したいと思います。
このRaspberry Pi を使いこなせたら、何でも出来そうですね。