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2級電子機器組立て技能士

2級電子機器組立て技能士について、簡単に説明します。

・国家資格である技能検定制度です。
・技能試験と、学科試験があります。
・受検資格は、実務経験2年以上(2級の場合)

約30年ほど前、20代の頃にこの資格があることを知り受検を考えましたが、技能試験は4時間(打ち切りは4時間30分)もあり、内容は難しく受検費も高かったので諦めていました。当時の私の仕事は、束線図を使って配線を作ったり配線専門の業者に依頼などして製品を組み立てていました。しかし、時代と共に工数を減らすため、極力、配線をしない方向で設計され、受検者数は減ってきたようです。2年前、突然、会社に受検案内がきてビックリし懐かしく感じました。20代の2名の社員が受検するので私も当時のことを思い出し、初心に返り思い切って受検することにしました。

まずは、2日間の事前セミナーに参加、学科講習と技能講習を受けました。学科講習は3時間ほどで終わり、残りの時間は技能講習でした。技能試験に関しては、このセミナーを受けないと、いきなりの受検は厳しいです。

技能試験については、「省エネコントローラー」を組み立てます。メイン基板と7セグメント基板に電子部品を鉛フリーはんだで実装しますが、メイン基板は部品面、はんだ面と部品点数が多いので、試験の時に回転できる治具を作りそれを使いました。100円ショップで売っている、テレビ回転台を使って手元にあった板にスペーサを取り付けました。

2級電子機器組立技能士の基板治具

 

このスペーサーにメイン基板を置きます。

2級電子機器組立技能士の基板治具

 

こんな感じで回転して部品を実装していきます。

2級電子機器組立技能士の基板治具

 

ちなみに、はんだ面は、こんな感じです。

2級電子機器組立技能士の基板治具

 

完成した省エネコントローラー、真上から見たところ

2級電子機器組立技能士の省エネコントローラー

 

裏側から見たところ

2級電子機器組立技能士の省エネコントローラー

 

裏側のアップ写真です。

2級電子機器組立技能士の省エネコントローラー

 

ちょっと、上から見たところ

2級電子機器組立技能士の省エネコントローラー

 

後ろから見たところ

2級電子機器組立技能士の省エネコントローラー

 

正面の7セグメント基板

2級電子機器組立技能士の省エネコントローラー

 

メイン基板を上から見たところです。

2級電子機器組立技能士の省エネコントローラー

 

後ろのスイッチ、ヒューズ、端子まわり配線

2級電子機器組立技能士の省エネコントローラー

 

束線図、配線の形をつける為に、ポイントに束線釘を打ちます。これは暗記します。

2級電子機器組立技能士の束線図

 

動作確認後、本体に傷がないこと確認して、試験立会人の方に終わりましたと手を挙げ、製品に札をつけて所定の位置に置き退室します。採点は減点方法で4時間以内に終了させ、4時間を超えると時間毎に減点となり4時間30分で締め切りとなります。

8時15分に点呼、説明、部品確認があり、9時に技能試験開始、4時間後の13時を告げられ13時30分まで延長でした。自宅で練習していた時の時間測定では4時間を切ることはなく、4時間20分位でギリギリでしたが、試験当日は、4時間3分で9名中、2番目でした。事前の説明では試験中はトイレに行ってもよいとの事でしたが、誰もトイレに行かず、私は時間が足りず集中していたので、すっかり忘れていました。終わってから頭がクラクラになり目が疲れ、4時間ずっと座り集中していたので、どっと疲れが出ました。当日、息子から蛍光灯スタンドを借りて使いましたが持参したのは私だけでした。しかし、持参して正解でした。

2級電子機器組立技能士の省エネコントローラー

 

技能試験合格後、1ヶ月後に学科試験がありました。学科試験は事前に演習問題、解説集を頂き、ほとんどそこからの問題がでました。内容は電験三種のレベルであれば十分に理解できる範囲でした。

しかし、鉛フリーはんだは難しいですね。温度管理もそうですが、はんだが、はんだごてから離れてくれません。修正のためにもう一度、はんだごてを当てると汚くなり、フィレットができません。チップ抵抗は、3216サイズ (3.2mm×1.6mm) で比較的大きく、はんだづけしやすかったです。手はんだでは、1608サイズ (1.6mm×0.8mm) が限界 (1005までいける?) かな?と思います。時代とともに、ものづくりも進化するので現状に満足せず、勉強を怠らず、スキルアップしていかないとと痛感した次第です。

20代の頃から気になっていた資格でしたので、50代になってチャンスが到来し結果が出せたときは嬉しかったです。30年以上、ずっと製造業に従事していて、よかったと思いました。しかし、集中力が不足していたのと、やはり目が疲れましたね。

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